でこぼこでも、でたらめでも、めちゃくちゃでも

関西弁でちんちくりんの青い子

安田章大に落ちた夜

安田章大に落ちた夜。。。


それはある寒い寒い年の瀬の夜だった。



当時、病的に嵐を崇拝していた私(いわゆる”あらしっく”)はどれだけ深く、どれだけ長く好きでも会うことが叶わない彼らに思いを拗らせていた。

毎年のようにコンサートの応募をし、毎年のように電話口で申し訳無さのかけらもない「残念ながら〜以下略」の音声を聞き、携帯を投げ捨てる一連の流れを数年間繰り返していた。


そんな時ある友人の一言。




関ジャニ∞のコンサート行かない?』




か・ん・じゃ・に・え・い・と?





あの嵐様様とは似ても似つかないあのジャニーズのお笑い集団??

え、私、お笑いとか芸人とか全然好きじゃないけど大丈夫??
(すでにジャニーズではなく吉本芸人扱い)



しかし嵐様様は全く私には振り向いてくれないし(誰)

ジャニーズのお笑い集団って言っても仮にもジャニーズだし(誰)

嵐様様ほどじゃないだろうけどイケメン拝みたいし(誰)


というほんっとまじひくぐらい浅はかで失礼極まりない理由で関ジャニ∞のコンサートに行くことを決めたのでした。


当日は団扇ぐらい装備しないと刺されるんじゃないかと勝手に思い、唯一知っていた大倉くんを選択。


そしてついにコンサートが始まる。


暗転と同時にバイクにまたがっている私が唯一知っている大倉忠義くん。

カッコ良い、うんイケメン。
私この人に7800円払いに来たんだ!

それからの映像は車にひかれたとおもったらメンバー同士で人口呼吸している映像etcが流れてきて、異常な悪ノリの楽しさにこれから始まるコンサートに心が踊った。



それからのコンサートはもうブンブンだのイェイイェイイェイだのもう歌うわ踊るわで楽しさMAX


苦手だと思っていた渋谷すばるの声は生で聴くとこんなにも力強く、切なく、心地良いものなのかと。

こんなにもファンに感謝を伝えてくれるグループはあったのかと。

そもそも、ファンに愛してるなんて本気で言うグループあったのかと。



自分もあの笑顔が素敵な、でも笑顔の裏に何かを隠している人たちに

 

「愛してると言われる対象になりたい」



私が関ジャニ∞の沼に落ちた瞬間はこれでしたね。


いやほんとコンサートに行くまでの関ジャニ∞に関する悪言をどうかお許しください…(土下座)



そんな懺悔を胸に秘めながらのシングル&ヒット曲メドレーが終わると急に舞台は暗転。



これがさらなる沼への入り口だった。



真っ暗になったと思うと髪の毛が銀髪の背の小さい男の子がエレキを肩に掛け出てきたと思うと、急に始まったギターソロ。

小学生から福山雅治が大好きな私は昔から福山さんのギターの音色とかき鳴らす姿が大好きで、ギタリストにはかなり辛口だった。


そんな私が見た名前も知らない銀髪の男の子のギターソロ。

ジャニーズにここまでギターが弾ける奴がいたのか。

なんてギターを楽しそうに弾くんだ。

さっきまでニコニコ笑顔でお手振りしていた銀髪の彼がなんて色っぽい顔をしているんだ。


私は衝撃と同時にこの時安田章大に一目惚れした。


ちなみに私の一目惚れ歴は9歳の頃CMで観て以来10年以上好きな福山雅治のみである。



その後は一緒に行った友人に銀髪の彼の名前を教えてもらい、公演終了後は再びグッズ売り場に行き安田章大の団扇を手に入れ、2枚になった団扇と新たな恋心を胸に帰宅したのである。



以上が私が関ジャニ∞を知り安田章大に落ちるまでの記録である。



PS.一言断っておくが私は実際の恋愛対象として彼を全く見ていない。